北の大地の兵達2
2012年 07月 15日
三笠や夕張のものをカラスと表現する方がいた。アンモナイトの色が黒系、茶系が多いからだろう。それとは対照的に白色の美しいものが産出するのが、いわゆる中川物、宗谷物である。ノジュールからの分離もよく、国内外のマニアの間でも人気である。だからみんなが採集にこぞって行くが、本州からわざわざ出向いたところで、やはり地元の方々には到底かなわない。休日や有休をフルに活用しても、往復の航空券、宿、車、食費、お土産(じゃが〇ッ〇〇)を入れると軽く10万はかかる。しかも、気象にも左右される。小さな沢などは、急な雨でも増水し、河床のノジュールすら識別不能となる。そうなれば無収穫。10万円を捨てることになる。その点、はやり地元の方々は強い。その気象を逆手にとって、沢の水が引いた後や、流氷、雪解けなどのタイミングを見て採集に行くのである。ある地元の方のご自宅を見学させていただいたことがあるが、まずは玄関に陳列してある白色のアンモナイト群を見て度肝を抜かれた。県立博物館クラスを軽く抜くような品ぞろえであった。入場料が取れるだろ。
あらためて、あるところにはあるものだと感心した。
ここで錯覚する。自分でも採集できるのではと、ところがそんなに甘いものではない。半日歩く覚悟と、重量物を背負う覚悟、そしてなんといっても、ボウズでも仕方がないという覚悟を決めなければ、採集などとうていできないのである。と強がりを言っても、やっぱりなかなか見つけることができない。売って頂けるならそのほうがありがたいのだが。
あらためて、あるところにはあるものだと感心した。
ここで錯覚する。自分でも採集できるのではと、ところがそんなに甘いものではない。半日歩く覚悟と、重量物を背負う覚悟、そしてなんといっても、ボウズでも仕方がないという覚悟を決めなければ、採集などとうていできないのである。と強がりを言っても、やっぱりなかなか見つけることができない。売って頂けるならそのほうがありがたいのだが。
by kasekizukan
| 2012-07-15 20:19
| アンモナイト